展示会のお礼メールで効果を10倍上げる方法とは?(例文あり)
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展示会出展で成果に結び付けるには、出展後のアフターフォローが欠かせません。展示会後のアフターフォローで最初に行うのは、来訪者に対するお礼メールの送付です。本記事では、お礼メールで効果を10倍上げるためのポイントや、お礼メールの例文も紹介します。
展示会出展後のフォロー営業をしている中小企業は実は〇〇%
私が登壇する展示会セミナーの参加者約50名に対し、「出展経験のある方は手を挙げて下さい。」と質問すると約半数の25名程度が手を挙げます。次に「出展経験のある方で展示会出展後にフォロー営業を実施している方は手を挙げて下さい。」と質問すると手を挙げるのは5~6名程度で、フォロー営業をしている参加者は20%程度ということになります。せっかく出展してもフォロー営業をしないと成果には結び付きません。このフォロー営業の最初のステップがお礼メールの送付です。
お礼メールの送付時のポイント
お礼メールの送付時のポイントを3つお伝えします。
お礼メールを送付するタイミングは考慮する
お礼メールの送付のタイミングはなるべく早く送付することが鉄則ですが、受注の確度別にタイミングを敢えてずらすという手法もあります。例えば、今すぐ客(需要があり今すぐ受注できそうな顧客)には展示会終了直後にメールを送付し、翌営業日には電話でもフォローします。次に見込みが高い顧客(需要はあるが受注のタイミングが決まっていない顧客)に対しては、他の出展ブースから送られてきている多数のお礼メールに埋もれないように敢えて数日ずらして送付する方法もあります。
一斉メールは送信しない
展示出展後に定型文を一斉メールで送付する方法はご法度です。皆さんだったら送られてきた展示会のお礼メールが一斉メールだと分かったうえでも興味を持って内容を確認するでしょうか?恐らく中身をほとんど読まず、すぐにゴミ箱行きになっているはずです。
お礼メールを興味を持って見てもらうには、送られてきた内容から当日の様子を思い出してもらうなど、“あなたのため(だけに)送ったメールです”と感じてもらえる工夫が必要です。お礼メールの内容の9割は定型の内容でもよいので、残りの1割は当日の会話の内容などを必ず盛り込むようにしましょう。
お礼メールを送りっぱなしにしない
特に今すぐ客や今後の見込み高い顧客に対しては、お礼メールを送りっぱなしにせず、電話で丁寧にフォローすることが必要です。電話が苦手という方も多いですが、電話の相手は展示会で一度顔を合わせ会話もしています。展示会名やブースでの会話の内容を伝えながらお話しすると相手に思い出してもらえるため、電話でのフォローは難しくありません。
成果に結び付けるためにお礼メール+電話で丁寧にフォローしましょう。
お礼メールの例文
お礼メールの例文を確度別にご紹介します。いずれの例文も定型の内容で済ませず、展示会の当日の会話の内容を盛り込んでいることがポイントです。
展示会お礼メールの例文①:今すぐ客(確度が高い来場者)向け
件名:【○○展示会】××ブースご来訪のお礼
相手の会社名
相手の氏名
<自社名><氏名>と申します。
先日はお忙しい中、○○展示会・当社(キャッチコピー)ブースにお立ち寄り下さいまして、誠に有難うございました。
ブースでは、(相手の氏名)様に○○(商品・サービス名)の導入により、御社の○○(当日交わした会話の内容)などの課題が解決できる可能性があることをご説明させていただきましたが、ご参考になりましたでしょうか。説明が至らない点もあったかと存じますので、更に詳しい資料を本メールに添付させていただきました。ご都合の良いときにご覧いただければ幸いです。
また、可能であれば御社の課題解決に向けた更に詳しいヒアリングのため、一度御社にお伺いさせていただくか、オンラインでお話をお伺いさせていただければと考えておりますが、ご都合はいかがでしょうか?
ご検討の程、どうぞよろしくお願いいたします。
<署名>
展示会お礼メールの例文②:見込み客(確度が低い来場者)向け
件名:【○○展示会】××ブースご来訪のお礼
相手の会社名
相手の氏名
<自社名><氏名>と申します。
先日はお忙しい中、○○展示会・当社(キャッチコピー)ブースにお立ち寄り下さいまして、誠に有難うございました。
ブースでは、(相手の氏名)様に○○(当日の会話※雑談含む)などのお話お伺いでき嬉しく思いました。誠にありがとうございました。また、私からは、○○(商品・サービス名)についてもご説明させていただきましたが、ご参考になりましたでしょうか。ご不明な点などございました際は、本メールにご返信いただくか、下記問い合わせ先までお気軽にご連絡くださいませ。
今後は定期的に情報交換のため、ご連絡させていただけると幸いです。
引き続きよろしくお願いいたします。
<署名>
まとめ
今回は、お礼メールで展示会の効果を10倍上げるためのお礼メールの送付のポイントや、お礼メールの例文等についてお伝えしました。お礼メールの送付や展示会出展後のフォロー営業を効果的かつ効率的に進めるための参考にして下さい。
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