集客につなげる展示会ポスター作成のポイント

展示会出展で成果に結び付けるには、展示会用のポスターの準備が必要です。しかし、初めて展示会に出展する際は、展示会用のポスターの構成・デザインや、適切なサイズ等分からないことが多いのでないでしょうか。
この記事では、これから展示会ポスターを企画・制作する方に向けて、展示会用のポスターの役割や作成時のポイント、ポスターの貼り方、ポスターの費用等を詳しくお伝えします。
展示会でのポスターの役割
展示会用のポスターには主に以下2つの役割があります。
来訪者数の増加につなげる
展示会のポスターの役割の1つは来訪者数の増加につなげることです。来場者の興味を引き付けるポスターが作成できれば、ブースへの来訪者数の増加が期待でき、多くの見込み客と接点が持てるようになります。
ブランドイメージを高める
展示会ポスターのもう1つの役割はブランドイメージを高めることです。統一感のあるデザインのポスターをブースの壁面全体に貼り企業のブランドイメージを高める効果が期待できます。ブランドイメージを高めることで、出展後も見込客に思い出してもらえるようになり、問合せや商談に結び付きやすくなります。
展示会用ポスター作成のポイント
ここでは展示会用ポスター作成のポイントをお伝えします。
展示会用チラシをベースに製作する
展示会用ポスターは、展示会用チラシのデザインやイメージをベースにして制作すると効率的で、更にツール全体の統一感も出るのでよいでしょう。ツールの統一感が出るとブランドイメージの醸成にもつながります。
展示会用チラシの作り方についてはこちらの記事をご確認下さい。
記事「展示会で配るチラシの役割と作成方法」
展示用ポスターのサイズは大きく
多くの展示ブースで選ばれているA2サイズ(420mm x 594mm)は、ポスターから少し離れて見ると内容が見づらく集客効果は期待できません。
そのため、ポスターのサイズはどのようなブースレイアウトであってもB2(515mm x 728mm)以上をおすすめします。
展示品フロント設置型レイアウトの場合は、展示品とポスターの間に距離があるため、1小間ブースの壁面全体を有効活用できるサイズにします。具体的なサイズとしては、A0サイズ(横841mm×縦1189mm)の縦長ポスターを3枚つなげるイメージです。
一方で、開放型レイアウトまたは回遊型レイアウトの場合は、ポスターの近くからでも遠くからでも視認性を高めるため、B1ポスター(728mm×1030mm)~A1ポスター(594mm×841mm)のサイズにするとよいでしょう。
※ブースのレイアウトの種類についてはこちらの記事をご確認下さい。
記事「展示会の1小間ブースに効果的なレイアウト術を徹底解説します」
文字のサイズも大きく
展示会用のポスターの文字大きさもポスターの大きさに合わせ大きくします。展示品フロント設置型レイアウトの場合は、来訪者とポスターの距離が2~3mあるため、その距離でも一目で文字が分かる大きさにします。一方で、開放型レイアウトまたは回遊型レイアウトの場合は、来訪者とポスターとの距離は比較的近いですが、文字が細かすぎると見てもらえなくなるため、1~2m先くらいからでも内容が分かる程度の文字の大きさにします。
展示会用ポスターの張り方
展示会用ポスターをブースの壁面に貼る方法には、①両面テープ、②マスキングテープ、③ポスターパネルを活用する、等の方法あります。①、②のテープで貼る方法は、ブースの壁面はテープで貼っても剝がしやすいため壁面は問題ないのですが、ポスターの使いまわしは難しくなります。一方で、③のポスターパネルを活用すると展示用チラシの使いまわしは可能ですが、ポスターパネルの準備にコストが掛かるというデメリットがあります。そのため、ポスターを使いまわす可能性やコスト面を考慮しながらポスターの貼り方を検討しましょう。
展示会用ポスターの印刷費用
展示会ポスターの印刷費用について、参考にラクスルの各サイズ1部あたりの料金表を下記に示します。
ポスター印刷(屋内用・オンデマンド) / フォト光沢紙(厚手)、5営業日以内出荷
サイズ | 価格(税込) |
B0(1030mm x 1456mm) | ¥5,634 |
A0(841mm x 1189mm) | ¥4,606 |
B1(728mm x 1030mm) | ¥4,719 |
A1(594mm x 841mm) | ¥4,719 |
B2(515mm x 728mm) | ¥2,776 |
A2(420mm x 594mm) | ¥1,461 |
タペストリーについて
展示会のブース壁面に取り付ける販促ツールとして、布生地のタペストリーというものがあります。タペストリーは布生地のため繰り返し使え取付けも簡単など、ポスターとは違ったメリットがあるため、ポスターの代わりにタペストリーを使ってもよいでしょう。
以下に、タペストリーとポスターの比較表を示しますので参考にして下さい。
タペストリー | ポスター | |
使用頻度 | 布生地のため繰り返し使える | 紙のため基本的に1回限り |
取付 | ブースの壁に掛けるだけなので簡単 | テープなどで貼り付ける必要があるためやや面倒 |
サイズ | A0(841mm x 1189mm)、B1(728mm x 1030mm)などJIS規格に準じたサイズのみ | JIS規格以外に様々なサイズ(変形サイズ)での製作が可能 |
内容の修正 | 可 (繰り返し使用するため) |
不可 (1回限りの使用のため) |
価格 | 比較的安価 | 変形サイズはやや高額 |

タペストリーの例
まとめ
今回は、展示会用のポスターの役割や作成時のポイント、ポスターの貼り方、ポスター費用等についてお伝えしました。ポスターの企画・制作の際の参考にして下さい。
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