展示会ブースは“デザイン性”より“伝わりやすさ”が重要|中小企業が成果を上げるブースづくりの考え方
展示会ブースというと、「かっこいいデザインにしたい」「目立つ装飾で注目を集めたい」と考える方も多いでしょう。
しかし、展示会ブースの見た目を整えるだけでは成果は出ません。
とくに中小企業の場合、有名企業のようにブランド力があるわけではないため、ブースデザインに多額の費用をかけても、「何を扱う会社なのか」「どんな価値を提供できるのか」が伝わらなければ意味がありません。
展示会ブースで成果を出すために本当に必要なのは、“見せ方”ではなく“伝え方”です。
この記事では、中小企業が限られた予算で成果を上げるために意識すべき「伝わる展示会ブースづくり」のポイントを解説します。
中小企業がやりがちな「成果が出ない展示会ブース」の特徴
有名企業のブースを真似して“デザイン重視”になっている
多くの中小企業が陥りがちな落とし穴が、「有名企業のブースを真似ること」です。
大手企業の展示会ブースは、ブランド認知を高めることが目的のため、デザイン性や演出に重点が置かれています。
一方、中小企業はそもそも知名度が低く、来場者の多くが初めて社名を目にします。
そのため、どれだけスタイリッシュなブースでも「何をしている会社か」が伝わらなければ、来場者は素通りしてしまいます。
中小企業の展示会ブースは、“見せるため”ではなく“理解してもらうため”のデザインが重要です。
パラペットや壁面ポスターに社名を入れるだけでは伝わらない
多くの中小企業では、展示会ブースを作る際に、深く意図を考えずにパラペット(上部看板)や壁面ポスター、タペストリーなどに社名を大きく掲げてしまう傾向があります。
しかし、展示会に来場する多くの人にとって、その会社名は初めて目にするものです。
来場者が注目しているのは「社名」ではなく、“自分の課題を解決してくれそうな会社かどうか”という点です。
そのため、ブースで強調すべきは会社名ではなく、来場者が一目で理解できる「誰に」「何を」「どんな価値で」提供しているかというメッセージです。
たとえば、
・「株式会社〇〇」ではなく → 「医療機器向け 精密プレス部品の試作・量産対応」
・「〇〇工業」ではなく → 「アルミ・ステンレスの順送プレス加工」
といった具合に、社名の代わりに価値が伝わる言葉を正面に配置することが大切です。
ブースの上部や壁面には「伝わるコピー」を、そして社名は控えめに配置する――。
それだけで展示会ブースの訴求力は大きく変わります。
展示会ブースで目立たせるべきは「誰が」ではなく、「何を伝えるか」。
デザインよりも“伝える力”が、成果を左右する最大の要素なのです。
成果を出す展示会ブースに共通する考え方
展示会ブースで成果を上げる企業には共通点があります。
それは、“見た目のデザイン”ではなく“伝わる内容”を重視していることです。
佐藤金属工業の展示会ブースに見る、“伝わるブース”の実践例
中小企業が展示会ブースで成果を上げるには、「デザイン性」や「装飾の豪華さ」よりも、来場者にどのように伝えるかを工夫することが大切です。
実践例として、当社がご支援させていただきました大阪の佐藤金属工業様の展示会ブースをご紹介します。

このブースでは、パラペットや壁面ポスターに会社名を大きく出すのではなく、
「手のひらサイズのプレス加工 試作から量産までサポート!」というメッセージを中心に掲げています。
来場者が通路を歩きながら一瞬目にしただけでも、「どんな加工を」「どんな規模で」「どんな支援をしてくれるのか」が具体的に伝わる構成になっています。左側の縦型バナーでは、「金属部品の量産加工でお困りのことはありませんか?」という課題提起型のコピーを配置。
ブース全体が、ターゲットの悩みを起点にしながら自社の技術や対応力へ自然につながる流れを持っています。
また、展示台には実際の部品サンプルが整然と並べられ、ブース全体の色調(青と白)が統一されていることで、視覚的にも安心感と信頼感を与えています。この展示会ブースのように、壁面のキャッチコピー・展示物・配布資料のメッセージを一貫させることで、来場者が「自分に関係のある企業だ」と感じ、自然に立ち止まる導線が生まれます。
派手な装飾に頼らずとも、“何を伝えたいか”が整理された展示会ブースは、確実に成果につながります。
まとめ|展示会ブースは「見せ方」より「伝え方」
展示会ブースは、施工を依頼して見栄えを整えるだけでは成果につながりません。
中小企業が成果を出すためには、“どう見せるか”ではなく“どう伝えるか”に重点を置くことが大切です。
“有名企業のようなデザイン性や装飾は不要”です。
むしろ、見込み客が「自分の課題を解決してくれそう」と感じるブースこそが、成果を生む展示会ブースです。
ブースの装飾ではなく、伝えるメッセージ・スタッフの対応・展示会後のフォローまでを含めて考えること。
それこそが、中小企業が展示会で“出展で終わらせず、成果へつなげる”ためのブースづくりです。
中小企業の展示会出展はセールス・トータルサポーターズにご相談下さい
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